こどもどうぶつ劇場 第一巻       

50
DVD(一般観賞用)
価格 \2,300

story

    第1話


 「ホッ、ホッ、ゴロスケ、ホッ、ホッ」?夜の神社の杜に響き渡るフクロウの声。ハンティング。樹洞のヒナ2羽。フクロウの子育てのはじまり。

☆マイホームは大木の洞
・甲府市郊外の山里。春になると毎年フクロウが子育てにやってくる。マイホームはミズナラ、ケヤキ、杉の老木などの大木の洞。
ヒナは2羽。綿毛のヒナにエサを運ぶオス。そのエサをちぎって与えるメス。子育ては役割分担。1羽のヒナがエサのノネズミを丸飲み。フクロウには歯がないのだ。
☆狩り
・夜の狩人フクロウは名ハンター。
人間の百倍もの視力をもつ眼。ハート型の顔は集音機。パラボラアンテナの役目を果たす。羽音のしない特殊な羽根。すぐれた能力を駆使し獲物を捕まえる。
☆ヒナの成長
・ミズナラの巣とムササビが同居する杉の老木の巣、二つの巣のヒナの成長を視つめる。杉の老木の巣のヒナが親に誘導され巣立ち。着地に失敗するもことなきをえる。
☆フクロウの仲間たち
・南から渡ってきたアオバズク。フクロウの巣を狙っている。他に冬にやってくるコミミズクやオオコノハズク、トラフズクの紹介。
トラフズク
☆ミズナラのヒナの巣立ちとフクロウの食べもの
・ミズナラの巣で育ったヒナも巣立ちを迎える。親はエサのノネズミをヒナに見せつけるが与えずに去る。親の巧みな誘導にヒナが飛び出す。こちらの2羽は無事に巣立ちに成功。
フクロウはどんなものをエサにしてるのだろう。吐き出した“ペレット”の分析。ジムグリという小さなヘビ。トカゲ。ヒミズモグラを飲み込むヒナたち。小動物の棲む森の豊かさがフクロウの子育てを支えている。
☆エピローグ
・ミズナラの洞にムササビが。生きものたちは住宅難。
巣立ちしたフクロウのヒナ2羽。近くで見守る母親。山里で暮らすのは5月の末頃まで。
つづいて…カエルのお話
    第2話


にぎやかに鳴き交わしをする夜のカエルたち。
カエルは産卵時期になると川や沼など水辺に集まってくる。
ホルストガエルはひときわ迫力のある声で鳴く。
☆アズマヒキガエルの産卵
・春、栃木県日光の山の中?。土穴から這い出たアズマヒキガエルは産卵の準備にとりかかる。一般に“ガマ”と呼ばれるカエルだ。水溜まりの中ではメスを巡ってオス同士の奪い合い。昔から“カエル合戦”といわれている光景。やがて産卵。卵はヒモ状。1週間ほどでオタマジャクシになる。
☆モリアオガエルの産卵
・静岡県伊豆半島の山中の池?。遅れて産卵をはじめるのはモリアオガエル。こちらは一風変わって木の上で産卵。一匹のメスを4?5匹のオスが取り囲み産卵をうながす。メスの出す粘液をオスがかき回し白い泡をつくる。一つの泡ダンゴに卵は約400個。泡ダンゴは300個に及んだ。
☆オタマジャクシを狙うイモリ
・卵は1週間ほどでオタマジャクシになる。梅雨の季節、雨が固くなった泡ダンゴを溶かし、中から次々とオタマジャクシが池の中へ。ところが下で待ち受けていたのはイモリ。モリアオガエルのオタマジャクシを狙っている。生存をかけた生きものたちの有様。
☆カエルの仲間たち
・日本には43種類のカエルがいる。鳴き声を聞かせながら紹介する。カジカガエル。ヌマガエル。ハロウェルアマガエル。ニホンアマガエル。ヒメアマガエル。トノサマガエル。ダルマガエル。ホルストガエル。オットンガエル。アマミハナサキガエル。イシカワガエル(絶滅危惧種)など。
☆モリアオガエルの子ども
・夏、モリアオガエルの棲む池。水辺の陸にあがったモリアオガエルの子どもたち。まだ尻尾を残しているが、カエルに変身。草花の茎を登り、葉っぱに集合。大人のカエルになるには1?2年かかる。イモリに食べられず生き延びたのだ。
☆エピローグ
・最近、日本だけでなく世界中でもカエルの姿が少なくなっているといわれる。唄にも歌われたカエルたちの賑やかな歌声が暗闇の田んぼに鳴り響く。
★よこはま動物園ズーラシア 園長 増井光子さんからのメッセージ。
「身近などうぶつが登場するが、ふだんなかなか目の当たりにしないシーンもある。自然はやはり素晴らしい。この映像を見た子どもたちが、よし自分も自然の生きものたちを見ようと思ってくれれば嬉しい。」



・声の出演…堀 之紀/出野 泉花 (フクロウ)吉原 ナツキ/新井 海人 (カエル)
・撮影…加藤 孝/沢田 喬/明石 太郎
・音効…吉田 茂一
・アニメーション・タイトル作成…ブレーン23
・AD…五十嵐 拓
・VTR編集…データ・アート
・MA…協映
・監修…青木 進 (フクロウ)/前田 憲男 (カエル)
・脚本・構成…岩崎 雅典
● 企画・製作…群像舎
● 協力…Jeco(日本野生環境学術振興会)/プログレスインターナショナル(株)/協映

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