こどもどうぶつ劇場 第一巻       

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DVD(一般観賞用)
価格 \2,300


story
    第1話


・山の主(クヌギの木)、里山を語る。チョウ、トンボ舞うかつての里山を復活させようとする人々。

☆里山とはどんなところか?
・広がる田んぼの奥にこんもり繁る森。水田のためのため池があり、昔は炭焼や薪取りにも利用されていた雑木林。人間と深い関わりがあった里山は今、荒れ放題。
☆里山の復活を目指す田んぼづくり
・5月、ある里山で始まった田植え。都会に住む家族、支援するプロジェクトチームなどの参加で。
☆よみがえった生きものたち
・田んぼにはオタマジャクシ、ヒル、チョウが姿を現し、森では猛きん類のオオタカとサシバが子育てを。
☆イネの生育と共に増えるトンボ・昆虫たち
・6月、草取り。里山はシオカラトンボ、ノシメトンボ、オオイトトンボ、モンシロチョウ、ジョロウグモ、そして樹液を求めるクワガタ、カミキリ、スズメバチなどで大賑わい。子どもたちはカブトムシ、クワガタ探しやザリガニ釣り。“生きもの博士”飯島さんも童心にかえりトンボ捕り。
トラフズク
☆オオタカ・サシバたちの子育て
・7月、オオタカのヒナは大きく成長。猛きんらしい鋭い顔つきに。サシバの親は田んぼでカエル、ヘビなどのエサ探し。夜の田んぼにヘイケボタルの姿も。
☆イネの実りとサシバの旅立ち
・9月。イネが実り、アカネトンボの仲間たちやコバネイナゴが姿をみせる。巣立ちしたサシバの3羽の子どもはまもなく旅立ち。サシバは毎年、日本と東南アジアを往復する渡り鳥。日本の里山は子孫を残すための大切な場所。しかし、最近は数が減って絶滅危惧種に指定された。
☆イネ刈りとカヤネズミ
・10月、いよいよイネ刈り。そんな中、珍しいどうぶつを発見。カヤネズミだ。集まる子どもたち。カヤネズミは日本で一番小さなネズミ。名前の通りカヤなどを上手に使って小鳥のような巣をつくる。
☆エピローグ
・いろいろな生きものたちがよみがえった里山。でも、メダカ(絶滅危惧種)など一度姿を消した生きものたちの復活には時間を要する。様々な生きものたちと人間が共存してきた里山は世界にも誇れる自然の宝庫、宝なのである。
つづいて…北海道に住む リスのお話
    第2話


・シマリスの一人称語りで本編も。
北海道の中央、大雪山一帯を棲み家とするシマリスの短い一夏の話。
☆大雪山連峰
・旭岳、トムラウシ岳など標高2000mを超える峰々が連なる大雪山。「神の住む山」といわれてきた。
☆エゾシマリス・自己紹介(頭胴長12〜15cm、尾長11〜12cm)
・かつて北海道のあちこちに住んでいたエゾシマリス。だが畑の豆を食べるので“豆ドロボー”と呼ばれ追い払われ、いまでは大雪山を中心とした山岳地帯に住むようになった。
☆夏の登山客とお花畑
・8月盛夏。登山客は涼を求め、日本で一番広い山岳国立公園にやってくる。お目当ての一つは一斉に開花する高山植物167種類もある。チングルマ、エゾコザクラ、ヨツバシオガマ、イワギキョウ、コマクサなど。
☆シマリスの暮らしとナキウサギ
・シマリスの食べ物は草花や木の実。キバナシャクナゲの花の蜜を吸うシマリス。近くにはナキウサギ。共に高山で暮らす。ナキウサギは氷河期の生き残り。ハイマツの実、マツボックリにチャレンジするシマリス。
☆天敵はワシやタカ、そしてキタキツネ
・上空に出現したチョウゲンボウを警戒する仲間たち。登山客の集まるキャンプ場近くにキタキツネも現れる。だが、他にはこれといった天敵もおらずおおむね平和で安全。残雪でミミズなどのエサを探す小さな野鳥カヤクグリ。高山のチョウ、コヒオドシ。羽のないバッタなど夏の間だけの生きものたちが姿をみせる。
☆シマリスの特技
・シマリスが大好物のムカゴトラノオ(オオバコの仲間)を見つけ、むさぼるように食べる。みるみるふくれる?。シマリスのほお袋は食べものを詰め込むためのもの。短い夏、食べものを貯蔵するのに忙しい。
☆秋の食べもの
・9月初旬。短い夏が過ぎ山は早くも色づき秋の気配。好物のガンコウラン、コケモモ、クロマメノキの実が稔る。せっせと冬眠穴に運ぶシマリス。ナキウサギも冬支度。キタキツネは山を降りる。
☆エピローグ
・ 深まる秋。走るエゾシカ。冬眠に備えヒグマはエサ探し。ケルンの上にチョコンと立つエゾシマリス。何を思うのか遠くを視つめている。山頂はすでに初雪で覆われている。
★よこはま動物園ズーラシア 園長 増井光子さんからのメッセージ。
「身近などうぶつが登場するが、ふだんなかなか目の当たりにしないシーンもある。自然はやはり素晴らしい。この映像を見た子どもたちが、よし自分も自然の生きものたちを見ようと思ってくれれば嬉しい。」



・声の出演…
・撮影…加藤 孝/沢田 喬/明石 太郎
・音効…吉田 茂一
・アニメーション・タイトル作成…ブレーン23
・AD…五十嵐 拓
・VTR編集…データ・アート
・MA…協映
・監修…
・脚本・構成…岩崎 雅典
● 企画・製作…群像舎
● 協力…Jeco(日本野生環境学術振興会)/プログレスインターナショナル(株)/協映

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