・二足歩行のサル。イモを洗うサル。ニンジンをかじるサル。貝を採って食べるもの、そして生魚も。
一体どこに住むサル? |
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☆幸島のサル
・宮崎県にある離れ小島、幸島。周囲4キロほどの島は昔から“猿島”と呼ばれ、天然記念物。島には約100匹のサルが棲んでいる。 |
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☆研究のため餌付け
・森から現れたサルの群れ。呼び声と共に砂浜の湾へ集まる。60年前、京都大学のサルの研究者によって餌付けされた群れ。いまも地元の三戸サツエさん(幸島自然保護センター)等により餌付けが続けられている。 |
☆ムギ洗い・イモ洗い
・ニホンザルにも“文化”があると発見された“ムギ洗い”“イモ洗い”がいまでも子孫に受け継げられている。開発者は子ザルだったという。海水に浸してはイモを食べるサルたち。いかにもうまそうだ。 |
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☆サルの暮らし場は森の中
・ニホンザルは家族が集まる群れ集団。ふだんは子ザル同士仲間で遊び、休む時は家族同士で毛づくろい。暮らしの中心は森の中。木々のやわらかい葉や草花、木の実など植物食が多いが時には昆虫も食する雑食性。 |
☆貝を食べるサル
・群れのリーダーが動き出す。向かったところは岩場。サルたちはそこで貝を採り食べ始める。マツバガイ、ヨメガガサといった貝を採っては器用に食べる。中には大きすぎて食べるのに苦労しているものもいるが。 |
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☆生魚にかぶりつくサル
・サルたちが次に向かったところは釣り人のいる岩場。釣り人が雑魚を投げ与えてくれることを学習したサルは、なんとその生の魚の味を覚えてしまったのだ。競い合って魚を捕まえ食べるサルたち。いまでは大好物の一つになったようだ。 |
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☆土を食うサル
・不思議なことに森の中にサルが集まり、土を食う場所がある。なんのために!?ミネラルが含まれている。毒消しのためだ。いろいろな説があるがいまだ正確には解明されていない。 |
☆エピローグ
・長年餌付けに携わってきた三戸さんは言う。「この島が自然の動植物園で施設なき施設、そんな場所を作るのが夢」だと。 |
つづいて…カニやカメのお話 |