子ども動物劇場 〜日本の鳥・獣・虫・魚たち〜     第3巻  

好評発売中
52
DVD(一般観賞用)
価格 \2,300



story

    第1話


・二足歩行のサル。イモを洗うサル。ニンジンをかじるサル。貝を採って食べるもの、そして生魚も。
一体どこに住むサル?
☆幸島のサル
・宮崎県にある離れ小島、幸島。周囲4キロほどの島は昔から“猿島”と呼ばれ、天然記念物。島には約100匹のサルが棲んでいる。
☆研究のため餌付け
・森から現れたサルの群れ。呼び声と共に砂浜の湾へ集まる。60年前、京都大学のサルの研究者によって餌付けされた群れ。いまも地元の三戸サツエさん(幸島自然保護センター)等により餌付けが続けられている。
☆ムギ洗い・イモ洗い
・ニホンザルにも“文化”があると発見された“ムギ洗い”“イモ洗い”がいまでも子孫に受け継げられている。開発者は子ザルだったという。海水に浸してはイモを食べるサルたち。いかにもうまそうだ。
☆サルの暮らし場は森の中
・ニホンザルは家族が集まる群れ集団。ふだんは子ザル同士仲間で遊び、休む時は家族同士で毛づくろい。暮らしの中心は森の中。木々のやわらかい葉や草花、木の実など植物食が多いが時には昆虫も食する雑食性。
☆貝を食べるサル
・群れのリーダーが動き出す。向かったところは岩場。サルたちはそこで貝を採り食べ始める。マツバガイ、ヨメガガサといった貝を採っては器用に食べる。中には大きすぎて食べるのに苦労しているものもいるが。
☆生魚にかぶりつくサル
・サルたちが次に向かったところは釣り人のいる岩場。釣り人が雑魚を投げ与えてくれることを学習したサルは、なんとその生の魚の味を覚えてしまったのだ。競い合って魚を捕まえ食べるサルたち。いまでは大好物の一つになったようだ。
☆土を食うサル
・不思議なことに森の中にサルが集まり、土を食う場所がある。なんのために!?ミネラルが含まれている。毒消しのためだ。いろいろな説があるがいまだ正確には解明されていない。
☆エピローグ
・長年餌付けに携わってきた三戸さんは言う。「この島が自然の動植物園で施設なき施設、そんな場所を作るのが夢」だと。
つづいて…カニやカメのお話
    第2話


・夜の浜辺、オカガニが産卵、砂の中からはアカウミガメの子どもが這い出してくる。海岸は生命のふるさと。
☆サンゴ礁 タイドプールの生きもの
・沖縄、八重山諸島。美しいサンゴ礁の潮の引いたタイドプール。タコクラゲ、クモヒトデ、テッポウエビなどの姿がある。
☆河口の生きものたち
・海と川の交わる河口にも潮の引くのを待って現れる生きものたちがいる。集団で活動するミナミコメツキガニ、栄養分を食べた後の砂ダンゴを切り取るコメツキガニ。トビハゼ、シオマネキ、スナガニ、ツノメガニと多彩。
☆野鳥たちの採食
・リーフの中ではサギの仲間たちが採餌に忙しい。珍しいクロトキの姿もある。
☆生命誕生 夜の浜辺
・日が落ち夜を迎えた海岸。ジャングルの中から姿を現したのはヤシガニ。お腹にたくさんの卵をかかえている。浜辺で産卵するのだ。深夜、砂の中からむっくり顔を出したのはアカウミガメの子ども。次々這い出てくる。親ガメ一匹から誕生するのは、40〜50匹。必死になって海岸へ向かう。誰に教わった訳でなく、ひたすら海へ目指す子ガメたち。大人になるには20〜30年もかかるという。
☆満月・大潮の日に産卵するオカガニ
・ふだん陸に住む生きものたちも産卵期を迎えると、自分たちのふるさとともいえる海岸に集まる。オカガニもその一つ。6月、満月の大潮の日の夜を待って一斉に砂浜へ。卵をかかえたメスたちが居並ぶ。機が熟すのを待って産卵開始。あるものは水辺で、あるものは岩にしがみつき、そしてあるものは海の中へ。体を大きく震わせるオカガニ。数千、数万もあろうかという卵の一瞬の放出。卵からかえったばかりの赤ちゃんは小さなエビのような姿。“ゾエア”という。
☆エピローグ
・サンゴ礁のカラフルな魚たち。オカガニの赤ちゃんゾエアは魚たちに食べられず、生き残って大きくなると陸に上がってくるのだという。海と陸が交差する海岸線はすべての生きものたちの生命のふるさと。
★よこはま動物園ズーラシア 園長 増井光子さんからのメッセージ。
「身近などうぶつが登場するが、ふだんなかなか目の当たりにしないシーンもある。自然はやはり素晴らしい。この映像を見た子どもたちが、よし自分も自然の生きものたちを見ようと思ってくれれば嬉しい。」



・声の出演…
・撮影…加藤 孝/沢田 喬/明石 太郎
・音効…吉田 茂一
・アニメーション・タイトル作成…ブレーン23
・AD…五十嵐 拓
・VTR編集…データ・アート
・MA…協映
・監修…
・脚本・構成…岩崎 雅典
● 企画・製作…群像舎
● 協力…Jeco(日本野生環境学術振興会)/プログレスインターナショナル(株)/協映

群像舎オンラインショッピング


Copyright(c)2003,gunzosha Ltd. All rights reserved.